後宮からの誘拐

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JUN 2026

 

後宮からの誘拐 – ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトオペラ
上演時間:約2時間30分
ドイツ語上演、フランス語・英語の字幕付き
音声ガイド付き公演:2026年6月12日(金)19時30分

 

後宮からの誘拐 ― 若きモーツァルトに特有の若々しい精神と偽りの異国趣味が支配する作品。

 

 

長らく上演の機会が少なかった後宮からの誘拐は、現在ではモーツァルトのオペラ作品の中でも重要な一作と見なされています。かつて批判されたスタイルの不統一は、今では多彩さの魅力として称賛されており、コンスタンツェの高貴な音楽と華麗な技巧は、ブロンデの快活さやオスミンの魅力的なユーモアと見事に調和しています。この作品が特別な位置を占めるのは、モーツァルトが26歳という転換期に書かれたものであり、若さの衝動とすでに成熟した作曲技法が共存しているからです。
台本は、英文学(ドライデン)や仏文学(マルモンテル)をもとにした長い盗作の系譜の果てに生まれました。「トルコ趣味」という体裁をとりつつも、実はフランス啓蒙思想家たちが重視した「高貴な感情の独占」という非常に真剣な主題を描いています。偽りの異国風ではありますが、その中には繊細さと優しさがあふれており、数年後にロッシーニが記憶にとどめたであろう魅力的な要素が詰まっています。

プログラムとキャスト

ロランス・エキルベ | 指揮
フロラン・シオ | 演出
ロマン・ファーブル | 舞台美術
ジャン=ダニエル・ヴィユエルモーズ | 衣装
ニコラ・デスコトー | 照明
エリック・マニエンギ | 映像

 

ジェシカ・プラット | コンスタンツェ
アミタイ・パティ | ベルモンテ
アンテ・イェルクニツァ | オスミン
ルンガ・エリック・ハラム | ペドリッロ
マノン・ラメゾン | ブロンデ
ウリ・キルシュ | セリム

 

Insula Orchestra
Accentus

 

新制作
共催:シャンゼリゼ劇場 | インスラ・オーケストラ
france.tv 協力

シャンゼリゼ劇場

シャンゼリゼ劇場
 

シャンゼリゼ劇場は、フランスのパリ8区にある劇場で、アールヌーボー建築の代表作といわれています。名前はシャンゼリゼですが、シャンゼリゼ通りではなく、モンテニュ通りにあります。
オーギュスト・ペレが設計し、アントワーヌ・ブール出る、モーリス・ドニ、エドゥワール・ヴゥイヤール、グザヴィェ・ルセルが美術担当し、1913年に完成します。

ジャーナリストで興行主であったガブリエル・アストゥリュクにより、オペラ座のような伝統的な劇場に対抗して、新時代の劇場にふさわしい現代的な作品を上演する事が提案されました。それに従い、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)を迎えて最初のシー人に備える事となりました。そのシーズンにクロード・ドビュッシーの「遊戯」(5月15日)、ストラビンスキーの「春の祭典」(5月29日)の初演が行われました。

当初私的な劇場として発足しましたが、劇場主のアストリュクは破産、1970年からケス・デ・デポがスポンサーとなりました。

シャンゼリゼ劇場は現在、オペラが年に3回公演されます。オーケストラピットの大きさの都合でバロック時代の作品や小管弦楽団のための作品が上演される事が多い。

フランス国立管弦楽団とラムルー管弦楽団の2つの管弦楽団がシャンゼリゼ劇場を本拠地としているほか、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団もフランスでの活動拠点としています。

フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、パリ室内管弦楽団なども、シャンゼリゼ劇場でコンサートを行う事が多い。

そのほか、舞踏、室内楽、リサイタル、ポピュラー音楽などのイベントでも使用されています。

 

 

シャンゼリゼ劇場へのアクセス: 

 
地下鉄:アルマ·マルソー(9行目)、フランクリンD.Roosevelt(1行目)、ポン·ドゥアルマ(RERのC線) 
バス:N°42、63、72、80、92 
タクシー乗り場:場所アルマ、大通りジョージVのコーナー 
 

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