道化師 マリインスキーオペラ

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SEP 2020

道化師

 

作曲&台本(イタリア語):ルッジェーロ・レオンカヴァッロ

初演:1892年5月21日 ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場

 

あらすじ

時と場所:1865~70年頃、イタリアのカラブリア地方


登場人物;

カニオ(T): 旅芝居一座の座長

ネッダ(S): カニオの妻、女優

トニオ(Br): 座員のひとり

シルヴィオ(Br): 村の青年、ネッダの愛人

ほか

 

【プロローグ】

幕が上がる前に、旅芝居一座の座員のひとりトニオが道化師の姿で現れ、「人を笑わせる商売の道化役者も、普通の人間。悲しみや苦悩を感じるのはいっしょです」と前口上を述べます。

 

【第1幕】

時は19世紀後半、舞台はイタリアの南部、カラブリア地方。聖母マリアが天に昇った記念日、聖母被昇天祭の祝日(8月15日)、カニオを座長とする旅芝居一座が村にやってきました。座長カニオの妻は、一座の女優ネッダ。ネッダは嫉妬深い夫に嫌気がさして、空飛ぶ小鳥のように自由になりたいと歌っていました。そこへ座員のひとりであるトニオが現れ彼女に言い寄ります。ネッダはトニオに見向きもしません。なぜならネッダにはこの村にシルヴィオという愛人がいたのでした。
ネッダとシルヴィオは密かに会っていて、駆け落ちの約束をしました。それをこっそり見ていた座員のトニオは、座長カニオをその場に連れてきます。カニオが現場に飛び込んだところで、シルヴィオは逃げ去りました。カニオは妻のネッダに「今逃げた男の名前を言え」と激怒しますが、ネッダは言いません。
そうこうするうちに芝居の時間が迫ってきていました。座長カニオは芝居小屋に戻り、道化師の衣装を着け、白粉(おしろい)を顔に塗りながら、自分の苦悩を笑えと鼓舞しつつ、泣くのでした。

 

【第2幕】

村人たちが集まったところで芝居が始まります。芝居は現実と似通っていて、女優ネッダの扮する女が、道化師である夫の留守中に恋人を家に呼び込んだところ、夫が帰ってきてしまうという話。夫役は、座長のカニオ。カニオが舞台に登場し、ネッダの扮する女に詰め寄るとき、カニオはもう芝居なのか現実のことなのかわからなくなっていました。その行動は観客には迫真の演技に見えて、大喝采を浴びます。しかしそんなことはお構いなくカニオは本気でネッダに「愛人の名前を言え」と詰め寄ります。ネッダが「嫌だ」とむしろ挑発的に断ると、カニオは逆上して、近くにあったナイフでネッダを刺してしまいました。ネッダは最期に「助けて!シルヴィオ」と叫ぶと、観客の中からシルヴィオが飛び出してきます。カニオは続けてシルヴィオも刺し殺してしまいました。
悲鳴を上げる観客。カニオは呆然としてその手からナイフを落とすと一言、「喜劇は終わりました」とつぶやいたのでした。

プログラムとキャスト

出演者


カニオ:ホフハネス・アイヤバジヤン
ネッダ:エカテリーナ・サニコワ
トニオ ローマン・バーデンコ
ベッペ:イェフゲニー・アクメドフ
シルヴィオ:ウラジスラフ・クプリヤノフ


クレジット


音楽:ルッジェーロ・レオンカヴァッロ
作曲家によるリブレット


舞台監督・セットデザイナー。イザベル・パルティオ=ピエリ
照明デザイナー ウラジミール・ルカセビッチ
ミュージカルの準備 アッラ・ブロスターマン
児童合唱団マスター イリナ・ヤツェミルスカヤ

フォトギャラリー

マリインスキー劇場

マリインスキー劇場 (Маpиинский театp) は、ロシアのサンクトペテルブルクにあるオペラとバレエ専用の劇場。ソビエト連邦時代(1924年 - 1991年)はキーロフ劇場と呼ばれていた。

 

ロシア帝国の首都サンクトペテルブルクに建てられた皇室の劇場で、帝国を代表するオペラ、バレエの中心施設であった。

クラシック・バレエの名作「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」は、ここで初演された。マリインスキー・バレエ、マリインスキー・オペラ、マリインスキー劇場管弦楽団が、ここを活動の本拠地としている。建造物は、サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群の一部としてユネスコの世界遺産に登録されている。

 

都市の名称も変わったことから、多様な翻訳名や記述が存在する。(例:ペトログラードの帝室劇場等)

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