愛の妙薬 マリインスキーオペラ

チケットを購入する
NOV 2020

愛の妙薬

 

作曲:ガエターノ・ドニゼッティ

初演:1832年5月12日 ミラノ、カノッビアーナ劇場

台本:フェリーチェ・ロマーニ(イタリア語)

 

あらすじ

 

時と場所:19世紀。バスク地方の小村。

 

第1幕

前奏曲の後幕が上がると、村人の集う広場。ネモリーノは美しいアディーナへの想いを独白するが、彼女は魯鈍で弱気なネモリーノにはすげない。アディーナは「トリスタンとイゾルデ」の本を他の村娘たちに読んで聞かせて「飲めばたちどころに恋が成就する愛の妙薬、そんなのあり得ないわね!」と大笑いしている。村外れに宿営しているベルコーレ軍曹が行軍を率いて登場、その洗練された物腰と凛々しい軍服姿にアディーナは一目惚れ、ネモリーノは焦る。

そこへ「森羅万象に通暁した、人類の救済者」と名乗る薬売りドゥルカマーラ博士なる人物が登場、巧みな宣伝口上で村人に薬を売り付ける。人々が去った後、残ったネモリーノはドゥルカマーラに「イゾルデの使ったという妙薬」を求め、ドゥルカマーラは、とんだ馬鹿が来たとばかりにボルドー産ワインを「秘薬」として高値で売りつけてしまう。「効目が出るまで1日待たれよ。ただし当局がうるさいので、薬のことは秘密ですぞ」と言い含めて。

早速試飲したネモリーノは「秘薬」の勢いで気が大きくなり、陽気に唄いだす。秘薬の力でアディーナもすでに手にいれたも同然と、彼女の前でもそっけない態度をとる。手玉にとっていたつもりの男が態度を急変させたことに困惑し、激怒したアディーナは、やって来たベルコーレ軍曹の求婚に応じてしまう。妙薬の薬効で、明日になれば彼女は自分のもの、と信じて鷹揚に構えていたネモリーノだったが、ベルコーレの隊に進軍命令が出て、日を待たず、急遽今晩アディーナと婚礼を挙げる、と知って愕然とする。

 

第2幕

幕が変わってアディーナとベルコーレ軍曹の婚礼の場。人々は陽気に飲み、歌うが、いざ結婚の誓約となるとアディーナはなぜか躊躇してしまう。事態挽回を図るネモリーノはドゥルカマーラに更に妙薬を所望するが、金がない。仕方なく彼は、恋敵ベルコーレ軍曹の部隊に一兵卒として入隊することとし、給料20スクードを前借りして秘薬を1本購入、飲み干して眠り込んでしまう。ベルコーレ軍曹は恋敵が部下とは面白い、とせせら笑う。

一方で、アディーナを除く村娘たちはネモリーノの噂で持切りになっている。彼の伯父が死んで、残った巨額の遺産はネモリーノがすべて相続する、というのだ。娘たちは、ネモリーノと結ばれて玉の輿を夢見る。酔いから醒めた彼は村一番の人気者になっていてびっくりし、これも妙薬の効き目、と大喜びする。一方のアディーナは、娘たちに囲まれるネモリーノを見て、心中穏やかでない。しかし、ドゥルカマーラから、ネモリーノが秘薬を手に入れる為に命の補償も顧みず軍隊に入ったことを聞かされ、アディーナは思わず涙を流す。そして自分が結婚の誓約に二の足を踏んだ理由は、自分も本当は純朴なネモリーノを恋しているからだ、と悟り、入隊契約書を買い戻して彼に愛を告白する。こうして結ばれた2人を村人は祝福し、ドゥルカマーラ大先生の愛の妙薬の効能を一同で賞賛して、幕。

プログラムとキャスト

出演


アディーナ:オルガ・プドヴァ
ネモリーノ:スタニスラフ・レオンチェフ
ダルカマラ:アンドレイ・セロフ
ベルコア:ウラジミール・モロス
ジャンネッタ:TBA


クレジット


ガエターノ・ドニゼッティの音楽
フェリーチェ・ロマーニの小冊子


音楽監督:ヴァレリー・ゲルギエフ
舞台監督:アレクサンダー・ペトロフ
プロダクションデザイナー:ウラジミールファイアー
照明デザイナー:アレクセイ・タラソフ
バレエマスター:イリヤ・ウスチアンツェフ
音楽準備:イリーナ・ソボレワ
主なコーラスマスター:アンドレイ・ペトレンコ

マリインスキー劇場

マリインスキー劇場 (Маpиинский театp) は、ロシアのサンクトペテルブルクにあるオペラとバレエ専用の劇場。ソビエト連邦時代(1924年 - 1991年)はキーロフ劇場と呼ばれていた。

 

ロシア帝国の首都サンクトペテルブルクに建てられた皇室の劇場で、帝国を代表するオペラ、バレエの中心施設であった。

クラシック・バレエの名作「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」は、ここで初演された。マリインスキー・バレエ、マリインスキー・オペラ、マリインスキー劇場管弦楽団が、ここを活動の本拠地としている。建造物は、サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群の一部としてユネスコの世界遺産に登録されている。

 

都市の名称も変わったことから、多様な翻訳名や記述が存在する。(例:ペトログラードの帝室劇場等)

類似したイベント