ヴィヴァルディ - 四季 - カールス教会

カールス教会完成から3年後、ウィーンに来たヴィヴァルディは、この並外れた宗教建築に大きな感銘を受けました。今日ではそれほど日常離れした建物ではありませんが、18世紀の人々にとって、カールス教会は大変壮大で印象深く見えたのでした。

ウィーンに来たのは、彼が亡くなる一年前の1740年でした。しかしこの年は、マリア・テレジアの父で、ヴィヴァルディの理解者でもあった皇帝カール6世が亡くなり、予定していた演奏会も取りやめになり、彼は失意の中、体調を崩し、ヴェネツィアに帰ることなく、1741年7月28日、ケルントナートーア劇場の一角で63歳でこの世を去りました。ケルントナートーア劇場は現在はなく、そこには有名なホテルザッハーが建っています。

 

「四季」はヴィヴァルディの作品の中で最も有名なものですがこれは、「和声と創意(インヴェンション)への試み」というタイトルのつけられた12曲からなる協奏曲集の中の最初の4曲のことです。12曲中の他の曲に比べ,この4曲は演奏される機会や録音の種類が多くなっています。4曲それぞれが親しみやすく,個性を持っているのが人気の秘密ですが,楽譜に書かれたソネットに合わせて曲を作っている点も独創的なところです。バロック時代は,合奏協奏曲という形式が全盛でしたが,この「四季」は,独奏楽器の活躍する近代的な協奏曲にかなり近いものがあります。バロック音楽の中では録音の種類が多いのも,そのためもあると思われます。

プログラムとキャスト

チケットを購入する
OCT 2019 Next

カールス教会 

カールス教会(Karlskirche)はオーストリアのウィーン市街にあるバロック建築を代表する教会。ハプスブルクの女帝マリア・テレジアの父、カール6世が当時流行していたペストの鎮静を祈って建設を命じました。設計はバロック建築の巨匠フィッシャー・フォン・エアラッハと彼の息子ヨーゼフが行い、1737年に完成しました。大きなドームと両端に2つ巨大な円柱を持つ教会。この円柱はローマのトラヤヌス帝記念柱にヒントを得たと言われ、聖人カール・ボロメウスがペストを鎮める物語が刻まれています。内部のフレスコ画はオーストリアの画家、ミヒャエル・ロットマイヤーによるものです。

類似したイベント