ねじの回転

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SEP 2020

ねじの回転 

The Turn of the Screw

 

作曲:ベンジャミン・ブリテン

台本:ミファンウィー・パイパー

初演:1954年9月14日 フェニーチェ歌劇場(ヴェネツィア)

 

【主な登場人物】

わたし(Sop):女家庭教師

マイルズ(Sop):遺児の少年

フローラ (Sop):マイルズの姉

グロース婦人(MS):家政婦

ピーター・クイント(Ten):屋敷の元下男

ジェッスル嬢 (Sop):子供達の元家庭教師
 

【あらすじ】

時と所:19世紀。イギリスのロンドン郊外。

 

第1幕

ある貴族から身寄りのない近親者である姉弟の世話を依頼された女家庭教師は、姉のフローラ、弟のマイルズと初めて会うなりすっかり打ち解け、2人に強い愛情を持つようになる。ところが彼らの住むこの屋敷には男女2人の不気味な亡霊が現れ、子供達を自分達の世界へと誘い込もうとしていた。子供達と同様にその亡霊が見える女教師は、その正体を同じく世話役である家政婦のグロース婦人に訊ねる。何でも男の方は昔この屋敷の下男をしていたクイントという男で、当時の家庭教師であったもう1人の亡霊ジェッスル嬢とは恋仲だったらしい。クイントは凍った路で足を滑らせ命を落とし、ジェッスル嬢もその後亡くなったという。しかしクイントは生前こともあろうか少年マイルズをもその手中に収め、ジェッスル嬢のフローラに対する溺愛ぶりも尋常ではなかった。(ジェッスル嬢がマイルズに手を出したクイントを殺害し、自らも自害したことが死因ともいわれる。)この恐ろしい事態を依頼主である貴族にも伝えたいところだが、彼に対する恋心からか「面倒を知らせる手紙はよこすな」というこの男に女教師は知らせることをためらった。そして自分達の力で何とか2人を助けようと、亡霊との戦いを決意する。

 

第2幕

屋敷内。亡霊2人は互いに自分の不遇を訴えながらも、どうにか子供達を手に入れようと話し合う。そしてあらゆる手を使い子供達を操るのだが、女教師もこれに果敢に応戦する。一時は心身共に疲れ果て依頼人に禁止されていた手紙までをも書いたのだが、屋敷を逃げ出すことは踏みとどまった。その後も亡霊達の差し金で、出すはずだった手紙をマイルズが盗んだり、フローラが女教師を拒絶したりと苦難は続く。まるで全てのことが同じ方向にしか進まないねじの回転のように、得体の知れない何かにのみ込まれていくようだった。しかしとうとう彼女はクイントと直接マイルズを奪い合う場面で、マイルズの口から「クイント!お前は悪魔だ!」という彼に負けを認めさせる決定的な言葉を引き出した。ショックでその場から消え去るクイントに喜ぶのも束の間、女教師はそこで絶命しているマイルズに気付く。何ということだろう!愛しい少年の屍を前に、彼女はただ茫然と悲しい旋律の歌を口ずさむ。それはかつてマイルズが自作だといって美しい声で歌っていた、胸に残って離れない歌であった。全編を通して何か心をざわつかせたこのオペラは、そのざわつきを留めたまま静かに幕となる。

プログラムとキャスト

出演者


指揮者:アレクセイ・アスラノフ

知事:エカテリーナ・ソロヴィヨワ
マイル:アンドレイ・ダレキー
フローラ:ペラゲヤクレナヤ
グロース夫人:ラリサ・ゴゴレフスカヤ
ジェッセル嬢:エカテリーナ・シマノビッチ
クイント:アレクサンダー・ティムチェンコ


クレジット


ベンジャミン・ブリッテンの音楽
ヘンリー・ジェームズの小説の後のMyfanwy PiperのLibretto


音楽監督:ヴァレリー・ゲルギエフ
舞台監督:デビッド・マクヴィカー
ムーブメントディレクター:アンドリュージョージ
セットおよびコスチュームデザイナー:ターニャマッカリン
照明デザイナー:アダム・シルバーマン
音楽準備:イリーナ・ソボレワ
音楽監督兼コンサルタント:スティーブン・モーガン

マリインスキー劇場

マリインスキー劇場 (Маpиинский театp) は、ロシアのサンクトペテルブルクにあるオペラとバレエ専用の劇場。ソビエト連邦時代(1924年 - 1991年)はキーロフ劇場と呼ばれていた。

 

ロシア帝国の首都サンクトペテルブルクに建てられた皇室の劇場で、帝国を代表するオペラ、バレエの中心施設であった。

クラシック・バレエの名作「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」は、ここで初演された。マリインスキー・バレエ、マリインスキー・オペラ、マリインスキー劇場管弦楽団が、ここを活動の本拠地としている。建造物は、サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群の一部としてユネスコの世界遺産に登録されている。

 

都市の名称も変わったことから、多様な翻訳名や記述が存在する。(例:ペトログラードの帝室劇場等)

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